#プリンはおやつに入りません

私の個人見解をダラダラと書き残す

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スーパーGT岡山公式テストフォトレポート ~トイレが…新しくなってる…だと…~

毎年濃厚な内容でお送りしている岡山観戦の話です。

家を出ておよそ3時間半、岡山国際サーキットに到着。1月末に京都から滋賀に引っ越したせいで約1時間ほど岡山国際サーキットが遠くなった。サーキットは遠いがサーキットを走る車との距離は近いサーキットである。できれば今後ともお付き合いいただきたい。

到着すると入口でスケジュールを記した紙を必ず受け取る。スケジュールなんて言っても午前に3時間、午後は予選シミュレーションということは頭に入っているのでわざわざもらわなくとも…といったところであるが、紙の質感に注目したい。今回配布された紙はごくごく普通のコピー用紙だった。とはいえこの程度の情報しかないのにしっかりカラー印刷というところに気合を感じる。書いてある情報自体、カラーであるメリットは感じないが。

本番ともなれば光沢感がある紙が配布される。新聞折込チラシでも金を余しているパチンコホールによくある「新台投入」とだけデカデカと書かれるようなああいう紙をイメージいただきたい。こういうところから岡山国際サーキットの本気を感じるのだ。

ちなみに去年はどうだったとツイッターを遡ってみると

昨年のレース日と同じように光沢感ある紙を使用していたようだ。流石にお金の使い方を覚えて控えたか。

 

さて、セッションが始まり車がピットロードから続々とコースに入っていく。昨年トヨタがチャンピオンだったため、トヨタ勢から順番にコースインしていく。今年は例年よりも車のカラーリングやドライバーの移動が多かったのでしっかり車を目で見て脳内で「あーだった」「こーだった」と情報を合わせていく。しかし、23号車を見ると松田次生が透けてくるし、ZENTの赤を探してしまうし、HELMを見るとS耐にきたんだなと勘違いしていまう。48号車はまだ脱毛してなかった。植毛のままのようだ。

そんな中、目に見えてヨコハマの300勢がアウトラップに苦労してそうだった。ある車はドリフトのようにリアをすべらせながら1コーナーを曲がっていくし、別の車はすごくゆっくり大回りで1コーナーをクリアしていく。特にひどかったのはHELM、1コーナーに対して曲がるのを忘れたかのようにまっすぐ進み、グラベルへ直行。もちろん忘れているわけではなくてタイヤが冷えすぎてグリップしないだけなんだろうけど。大変そうだ。

パイパーの先でヨコハマユーザの50号車アネスト岩田がスピンして止まっている。脱出するもブラインドになっているコーナーでタイミングが計れない。おまけに一斉にコースインしているせいで車も途切れないということで赤旗へ。特に車にトラブルなく赤旗になったあとは自走で帰っていったが。

 

BRZフェンダーが今年もカモフラージュカラーになっていた。我々は勝利のために開発を止めませんよ~というスバルのアピールなんだろうか。昨年も同様の感想を記したが、BRZを使っている車はあなたのところだけである。フェンダーの造形をわかりにくくしようがそのままにしようがきっと誰も真似しない。やってる感を作り出すためにわざわざああいうカラーリングを取り入れているのだろうか。

 

さて、1コーナーから最終コーナーへ移動する途中で見かけた景色である。真下にトイレが設置されているが1コーナー側へある方を誘導するコーンが立っている。ただでさえトイレの設置台数が足りていない岡山国際サーキットにおいて、トイレを封鎖するという愚策を見て嘲笑っている1枚である。

 

今年のカラーリングに関するトピックの一つである12号車の濃紺カラーを取り上げる。いわゆるカルソニックカラー*1から卒業し今年は濃い、こーい紺色のような車体色に。社名のマレリにちなんでマレリカラーと言ったらいいだろうか。こい~ですね。

紺にちなんだギャグをいくつか披露しているが全くリアクションを感じない。世間と私の間でズレを感じる。

 

なんやかんやで聖地マイクナイトへ到着。ダブルヘアピンから全開でやってくる車がダウンフォースと車のグリップを信じて超速で旋回していく。写真を撮らないのであれば人が集まっている正面よりよりも↑の場所のほうがよりコーナーを感じることができる。ダウンフォースとグリップを大変信頼しているレーシングドライバーの皆さんによって迫力ある走行が見られるわけであるが毎年この位置にきて思っているのが↑のことだ。マイクナイト外側のグラベルエリアは速度の割に狭いそれなのにどのドライバーもミスをしないのである。不思議だ。

俺の記憶ではルマンウィナー中嶋一貴が盛大にやらかした記憶しかないがだいたい皆の認識も同じだった模様。

 

セッション終了後グランドスタンドへ戻ろうとしていたら何かを見つけてしまった。確かどこかのガレージかタイヤメーカーのガレージだったスペースに事務局ができている。見てくれと言わんばかりにガラス張りで主張が強い。そしてチールルマンが今年からフェラーリへスイッチしたのに合わせてフェラーリがそのまま置かれている。もしかしてドナー用のスペアだったりするのだろうか。

かつての事務局だった箇所には移転しましたと告知するポスターが。デカデカとフェラーリがポスターの1/3を占領している。相変わらずこういうところのセンスは岡山国際サーキット、強い。

 

恐ろしいほど長くなっていたピットビューイングの列には加わらず、昼食へ。イベント広場にはコロナ前ほど出店が復活しているわけではないがここ数年に比べると徐々に増えているようす。しかし、やっぱりあっちち本舗のたこ焼きの横で売っている天丼へ直行。みんなピットビューイングに言っているためか全然待機列はできておらず即購入。鶏天丼1000円そして味噌汁付きである。味噌汁ありがてえ。全国津々浦々のサーキットへ行き飯を食ってきたという自身をもっているが、味噌汁をつけてくれるおせっかいな店は今までなかった。このサービス*2をおせっかいと称すのは、右手に天丼、左手に味噌汁を持って食べる場所まで移動することになる。まあこれはしんどい。こっちとしてはでかいカメラをハンドキャリーしているわけで、そこに味噌汁と天丼が加わるのだからスタンドまで戻るのは大変である。しかし席に座ってまず一口味噌汁を啜るとそんな苦労は忘れるのだ。みそ汁の味はなんと優しい。

そして岡山プリンを投入した。400円。いちごのソースが甘酸っぱくて良い。派手すぎず、地味すぎず素朴な味。

 

午後の走行開始まで時間に余裕があったので物販ブースをのぞく。スーパーGTオフィシャルショップも出店中である。もちろんお値引きしてお求めやすくなったアウトレット品も陳列されている。目についたのはこれ。"SUPERGT RACE QUEEN"と入ったロゴのシールである元値がいくらか知らんが200円の値札がついている。RACE QUEENレースクイーンの文字を見て思い出したのが、

www.as-web.jp

呼称の変更である。まあ時代の流れに乗るということでレースクイーンという呼称が廃れていくのは仕方なしと言ったところ。そもそも英語話者に全く意味が通じない和製英語の代表格と言った点においても廃れても問題ないだろう。ステッカーに話を戻そう。よく見ると女性をイメージさせる*3ロゴの色やハートも性別を意識させてくる。そう考えるとクイーンと付く呼称以外にもこのようなシールは多様性に問題があると言わざぬ得ない。もう見る機会はないのかあ~なんて思いを巡らせたのである。今思うと買っておくべきだったな。

ただ、どうせレースアンバサダーと言う新しい呼称の同じようなステッカーができるんでしょうけど。

 

土曜午後の走行はマイクナイトだけに絞る。予選シミュレーションということで時間は長いがピンポイントしか走らない。ここでは新予選方式のアレヤコレヤを述べようとすると長くなるので端折りたい。写真撮る方としてはいっぱい車見れていいやんなんて思うことにしている。

ところで、マイクナイトで車の動きをよくよく観察してみると今年はよりいっぱい跳ねてる気がする。あくまで”気がする”レベルでどれだけ跳ねたか何センチ跳ねたかなんて正確な尺度はないんだけどマイクナイトにあるバンプを超えた先のボインボインっていう車の動きが例年より激しい気がするのだ。そんな感想を連れに話すと↑のようにマジレスをされた。確かに。

GT300クラス車両においては、従来の車種別の性能調整(BoP・各大会ごとの参加条件)とは別に追加の重量が搭載されることとなった(下記表参照)。これによってGT300車両のコーナリングスピードを抑制する。

supergt.net

俺の目は確かだったのだ。(謎の自信)

 

土曜日のすべてのセッションを終えたあと、最速で宿に到着。今回人数がいつもより少ないということで”親の顔より見た宿”ではないところに宿泊。眺望が良くないと言われているが窓がある。ブラインドが下がっていたので、ブラインドを上げて窓を開けるとすぐに別の建物の壁があった。眺望ゼロ。なるほどね~と思っていたら、、、

「アッ!!」

と大声が。何事と自分と対になっている方のブラインドを上げていた友人の方へ向けると「カメムシ!!!カメムシ!!!」と何やら慌てている。(なんだ…カメムシか…)と思っていたらどっからか持ってきたゴミ箱を被せてきた。「ヨシッ」と落ち着きを取り戻した友人。いやいや、この部屋で出たゴミどうすんねん。「ゴミ捨てられないね…」とも嘆いている。困る、ただただ困る。カメムシ一匹のせいでこのテスト観戦への気持ちが萎えてしまうのは困る。っていうかカメムシごときに運命を左右されてたまるかと、ラミネートされたホテルの諸々の説明が書かれている紙を取り出し封印されしゴミ箱をあける。確かに小さいカメムシ一匹がいる。こいつ、こいつを逃さなければ…窓を開け、カメムシラミネートされた紙をで掬い、外に逃がす。カメムシをすくった。救ったと掬ったダブルミーニングだ。これでやすらぎの時が帰ってきた。

 

岡山の夜飯と言うと決まって激辛麻婆豆腐を食しているのだが、今回は諸事情によってその店に行くことはなかった。代わりに宿近くのお店にであるのだが、そこには話題の

のサインが。「Jujuちゃんわねえ~ここにきてくれたのよ~」と元気に話すおそらく店主のおばさん。さすが美作。

ところで湯郷温泉に行くと未だに古いF1ロゴを記したホテルを見かける。未だにここはかつてのF1チャンピオンであるアイルトン・セナの史跡を感じる。(岡山国際サーキットのレコードも未だにセナが持っている)

しかし、モタスポオタク的に言うと湯郷に来た”世界チャンピオン”はセナだけじゃない。

WRC世界チャンピオンのカッツレ・ロバンペラも実は岡山に来ていたのだ。この↑のツイートを見て気づいた。*4本業のラリーではなく副業?のドリフト競技で岡山国際サーキットに来ている。湯郷温泉ってまあド田舎って感じだけど本当にカッツレさんきてたんだな…。背景を考えると「ドリフトの世界チャンピオン」というのはなんか味わい深い。

 

翌朝。天気予報を見る。なんと雨。前日てっきり晴れていたので翌日も晴れだろうとかいう根拠ない考え方で撮影プランを考えたので色々と破綻してしまった。

 

日曜のトピックとしては体調不良の牧野に変わって招集された岩佐歩夢だろう。岩佐、GT500乗るさと。と言っても午前午後5時間のセッション中で出てきたのはこの数週と午後の数周だけだった。肩透かしを食らった気分。まあ当事者も降って湧いたボーナスステージみたいなもんだから走れるだけラッキーって感想かもしれん。

しかしこの動画なんだか嬉しそう。

 

宿を出るときにうんこをするの忘れ、岡山国際サーキット便意を感じてしまうと言う失態。我慢…我慢するや俺…

 

翌日曜日の昼飯は場内放送でも何度も謳われた”初出店”のお店に向かう。焼き肉屋の焼肉丼である。フライパン1つで一人がせっせと焼き肉を炒めている。焼き肉が炒め終わったらご飯を盛った器に炒めたものを乗せて丁寧に温泉卵を割って入れている人が2人。そしてお金の受取で1人。テントの中にはもう1人座っているおっさんがいる。これが非常に回転が悪い。どう考えても1回で炒める量が少なすぎる。汗かきながらせっせと炒めているそばでボーッと立っているその他3人。そして待つ我々。虚無な時間が過ぎていく。そうしてもらった焼肉丼の味は…今となっては覚えていない。特筆するものはなにもない。たこ焼きか天丼にすべきだったと後悔する気持ちはしっかり覚えている。

 

昼頃より感じていた便意岡山国際サーキット退場までやはり待ってくれなかった。セッション中にトイレに篭りたくない。行くなら今しかないと覚悟を決め、1コーナーのトイレへ向かう。いつものドア、いつもの小便器。相変わらずの光景。何も新しくなってはいない。ここのトイレは自動水洗というものを知らない。小便器は未だにボタンを押さないと水は流れないし、手洗い場は蛇口をひねらないと水が出てこない。ここだけ90年代で止まっている。一番キツイのが悪名高いといえば大便器(個室)である。今どき令和になっても和式でボットンなのである。わかるボットン?ボットンって通じるだろうか。ぼっとん便所とかで調べてほしい。とはいえ、岡山国際サーキットの立地を考えれば下水道なんか引いているわけないので未だに汲み取り式というのもわからなくもない。しかしよ、今どき和式ってどうなのよ。今や店で和式トイレだったもんならいくら手入れが行き届いても星の一つは減らされるだろう。俺もあのうんこ座りがきつくなってきた。長時間あの体制を保つのが辛い。そしてボットンだ。底が見えない暗い穴がある。少しでもバランスを崩してコケて落ちたものなら出てこれない。それくらいあの穴は深い。そして底に落ちたときには蓄積された糞尿に塗れることだろう。恐ろしい。そんな恐怖と戦う一面もボットン便所にはある。岡山国際サーキットよ開業してからトイレ1回も改装してないのか。いつも思う。みんながそう思っているのでなにかあると必ず声が上がるのがトイレの話が出る。数が足りないだの、キレイにしろだの。

さて覚悟を決め、蹴ったらぶっ壊れそうな柔いドアを開けると白く光沢感のある物体が目に入る。

…これは洋式トイレ!?

トイレが新しくなっているそう認識したとき、心臓が早く脈を打っていた気がする。この身体の内側からこみ上げるものというのは”感動”なのだろうか。眼の前にある真新しい洋式トイレを眺めると便座の横にスイッチ類を見つける。

…ウォシュレット!?

あのおしりをキレイに洗ってくれるというウォシュレットなのですかい?本当にここは岡山国際サーキットのトイレなのだろうか…。一瞬迷う。実は個室の扉が22世紀のテクノロジーでできているどこでもドアになっていてどこかオシャンティな美術館とかのトイレに転送されてしまったとかではないか?と疑ってみる。そんなことはない。とりあえず、まずは手に持っているカメラを置こう。が、ここで正気に戻る。やっぱり岡山国際サーキットのトイレだ。狭すぎる。個室のスペースが狭すぎる。和式トイレのスペースに無理やりウォシュレット付き洋式トイレがぶち込まれたのだろう。カバンを背負った大人一人がぐるっと反転するスペースすらない。ビタビタである。ビタビタで嬉しいのはドリフトの追走だけだ。しかなくカメラは地面に置く。カバンはかろうじて扉についていたフックに引っ掛ける。落ちないなかな。ズボンを下ろし、便座に腰掛ける。温い。おしりが温い。そうだよな、ウォシュレットが付くくらいだから便座はあったかいよな。もう一度右手にあるスイッチ類を眺める。ああ…新しくなったんだよなあ…トイレ…もううんこを我慢する必要がないんだよなあと。そしてトイレをキレイにしろと言うミームも使えなくなるのかとちょっぴり寂しくもなった。

▲ボットン便所の名残

 

日曜午後最後のセッションはスタート練習があるということで1コーナーでスタンバイ。続々と湧いてくるプレス勢。さぞかしいいカメラカバーをつけているんだろうと観察してみるとカメラにぐるぐるとビニール袋をかけている人を見つける。そんなでカメラ壊してお客さんのデータ飛んだらどうするのと不安になった。

 

グリッドへの試走も本番に即した形ということで前日の模擬予選の各クラスポールポジションが最後に登場。GT500のポールポジションは36トムスということで一番最後にピットロードをでる。ボボボボ…と待機状態のエンジン音とともにゆっくり1コーナーを通過。近年のトムスは超燃費作戦を取っているようでGTどのレースでもゆっくりグリッドへ向かうということをやっているがテストの今日も同じような感じ。これも”練習”なのか…(そんなスタートを任されたのは新加入のヤマケン)

 

今くるよが岩佐に言及してどやさと言うギャグをつぶやくか、車に表示されるイニシャルにちなんで”最新鋭のAI”ですとボケるかと言うネタツイを天秤にかけた結果、岩佐どやさが採用されて朝ツイートをしたのだが、AIについても言及したい…と思ったらすでに、

SFの担当エンジニアに先を越されてしまった。しかも岩佐どやさのツイートにかぶせて。しかし、この「岩佐どやさ」なる低品質なシャレを本人や各所関係者が見ているかもしれないと思うとしびれるね。

 



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*1:と言っても時代ごとに結構色の幅があったりするが

*2:ありがてえと言っているが以前の天丼は800円だか900円で買えたのに1000円からというのは実質的に値上げ。味噌汁つけてごまかされているだけ、というのが正しい見方か。

*3:まあこれもいわゆるアンコンシャスバイアスでよろしくない考え方だが。

*4:まさかラリプラさんこのためだけに岡国に…とか考えるのかな