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8000円チケットの真相 ~ラリー丹後のギャラリーステージ観戦のためにチケットを買った男~

8000円チケットの真実を話そう。

ラリー丹後のスペシャルステージの観戦チケットが8000円で売り出されている。ラリー丹後の観戦どうなのかな~と調べてたタイミングで、ちょうどチケット販売とな。

昨年も同じく京丹後森林公園スイス村のステージを観戦できるチケットが合ったが、買おうか迷っているうちに売り切れてしまい、買いそびれたことを思い出した。

しかし、8000円はかなり強気な値段設定である。昨今スーパーGTS耐のチケットが値上がりしたぴえん何ていう投稿を散見するが、それらよりも遥かに高い値段である。

custard-pudding.hatenablog.com

そしてまた、ラリーというのは目の前に1回*1車が通るのみ。そりゃあまあ、いろんな車が次々とやってくるというのはそうだが、それであるならスーパーGTS耐だって多種多様な車が目の前を何回も通過するではないか。そう、コスパが悪い。

なんでもコスト(値段)とパフォーマンス(ここでならいっぱい車が見れるのこと)の枠におさめてしまうのはなんとも言い難いところではあるが、去年はどうだったか?

観戦案内 – YUHO RALLY TANGO Supported by Nissin mfg

去年のアーカイブが残っていた。去年はチケット6000円だったようだ。正直、6000円でも割高感はある。まだまだコスパという枠で言えばスーパーGTS耐とは比較にならないくらい高い。だから当時の俺も悩んだんだろう。

一方、この6000円にはお弁当が付いていたらしい。

京丹後市のリリース 

それを思い出し、

と弁当の有無に付いて考察する。昨今の物価上昇を加味しても1年でラリーの観戦チケットが2000円も値上がりするのはおかしい。きっと、弁当のグレードが上がった?簡素ではあるが仮設スタンドでも建てる?いろんな推理が巡る。

そしてパンドラの箱であるツイッターのアンケート機能を使って購入の是非をフォロワーに問いてみる。パンドラの箱といったのはどうせこういうこと聞いたって”何かが起きる方”にしか選ばれないことを知っているからである。せいぜい”ぼくはいまから◯にます”みたいな事件性のある問いでなければ結果はある程度予想できるものなのだ。そして選ばれたのは”超買え”。自分で選択肢を作ったのもの超買えって何よ。

そんなアンケートをやっておきながらもなお、やはり買って満足するものなのかというのをほぼ1週間迷い買い控えていた。アンケートをやっておきながらである。しかし、無事に購入。普通に買えた。席番というのがチケットのもぎりられる部分にあって「97」という番号が刻んであった。これは97人目の購入者ということであるのだろうか。だとすると全然売れてない気がするが。

さて、このローソンで発券されたチケットを見ると

「★特典:ラリープログラム冊子付、駐車場代含」

とある。「弁当」や「昼食」の文字は無い。よく見てみると今年のチケット案内ページには

観戦案内 – YUHO RALLY TANGO supported by Nissin Mfg

「丹後のおいしいもの出店あり!」とある。出店だけでいうと物産の可能性も考えられるが、”おいしいもの”と聞かれるとこの「出店」というのは食べ物であることは容易に推測ができる。では、弁当を観客に配りながら、その観客をターゲットに屋台が出るというのはあり得るのだろうか?もちろんこのページの文言はチケット購入前から気づいていてチケット購入に二の足を踏む原因の一つとなっていたのは言うまでもない。

 

さて、そんなギャラリーステージの観戦に一本の朗報が舞い込んできた。JN1スバル勢の新型車両のデビューである。

www.rallyplus.net

つまり、この新型車が本来のパフォーマンスを余すことなく見られるのは250人のうちの1人になれる権利、その権利を有するための8000円払ったのだと考えると8000円も悪くないなあと考え始める。いやむしろ、見たくても見られないスバリストに対してマウントがとれると思うとむしろ安い方ではないかなんて思い始めた。それこそツイッターで走行動画をあげたときなら世界中のスバリストからの反応をもらえるであろう。スバリストが世界中に何人生息しているかわからないが、少なくとも10000RT、100000いいねと言った見積もりだろう。そして見たくても見られなくて歯ぎしりしているスバリストに「え~見てないの~?スバリストなのにみてないの~」と煽ることもできる。ああ、こういうのは心理学的にどういう感情なのかよくわからないけど、気持ちいい。気持ちいいじゃないか。

だが、自体は一変する。

www.rallyplus.net

車両テスト中の事故により、新型車両投入は見送り。そして両ドライバーは欠場となった。当時事故車両に乗っていた乗員は命こそ大丈夫だったのものの、大怪我(と重体とあったが続報はないので悪くはなっていないと思われる。)とかなりシリアスな状況なゆえにその判断は間違っていないであろう。鎌田選手と部品メーカの方2名の早い回復を願う。

 

そういうわけでモチベーションは振り出しに戻った。

前日のツイート↓

そう、これに加えて雨予報ともう一つの楽しみであるGRヤリスラリー2の調子が悪いという情報を得て更に萎えていた。

そんな心を保つためにわざわざツイッター上で140字を超える妄想をしてみたりしていた。

色々と考えながらもまだ弁当の可能性にかけているツイート。

そもそも「おいしいもの出店」とかいうキャッチフレーズに対して小言を申すツイート。

 

そしてやってきた観戦当日。自宅と同じ京都府内と言っても京丹後市はめちゃくちゃ遠い。しかも8時半までにつかないと道路が封鎖されるので、駐車場まで到達することができず、観戦することができないといった条件もあり非常に朝が早い。

そして駐車場に到着。舗装された本当に普段から駐車場として使っているような場所に駐車。そして見た目の通り雨。

ウグイスの鳴き声がよく聞こえる。自然がいっぱいである。公園と言っても遊具とか開けた場所があるというわけでもなくただ単にキャンプが出来るよっていう場所というイメージなのだろうか。

少し行くとSSのステージとなっている道路を歩く。道路脇にはTGRののぼりが立ててある。

そして観戦場所を決める。このギャラリーステージの一番の特徴であるダブルヘアピンがどちらも見ることができるという観点から選択。仮設観客席?そんなんありませんでしたよ。

8時半には道路封鎖のため入場が出来なくなるのだが、先頭車両がやってくるのはそれより1時間以上経過した10時過ぎになるらしい。それまで何すんねん。

一応ギャラリーステージ内にはTGRのブース、京都トヨタの車両展示、KYBのブースがあるにはあるんだが…。もう俺を満足させるようなコンテンツはなかった。

とはいえ、ルマン24時間耐久レースのさなかだったのでiPadでルマンを見ながら時間を潰せたんですがね。雨も傘さすほど降ってなかったのも幸いした。

 

それでも寂しすぎる…と思っていたら

京都トヨタのキャンギャル3名が会場にやってきた。写真は撮りそこねたのだが↓で旗を振っている子である。名前は知らないがとても女の子が乗っているとは思えないイカツイホイールギンギンのクラウン*2からおりてきたのはしっかり記憶に刻み込まれている。まあ、下の動画の通り市役所前のセレモニアルフィニッシュに参加するためにお昼すぎにはそのクラウンに乗って会場をあとにしたのだが。可愛いとか綺麗とか語る前にクラウンがいかつすぎたのでそれだけ印象に残っているといったところ。

【全日本ラリー2023】Rd.5ラリー丹後ダイジェスト #Rally2 #GRYARIS #GR4 #勝田範彦 #眞貝知志 - YouTube

 

さて、先頭車両の通過を今か今かと待っているときにさらなる悲報が8000円を払った俺に降りかかる。

前日の不調をなんとか治して出走しようとしていたようなのだが、どうやらリタイヤを選んだ模様。心がつらい。

 

それでも根気よく待っていたら先頭車両であるコバライネンのファビアR5が通過。リアを滑らせながら1つ目のヘアピンを通過したときには声が漏れたかもしれない。

続いて福永修のファビアラリー2 Evoが通過。福永とコバライネンのファビアの違いってなんやねんってところだが、エボがつくかどうかである*3。エボって言葉、ワクワクするよね。

8000円払っていることを忘れ、ウキウキになって次々通過する車両を見ていたら、場内実況から流れてきたのは転倒の言葉。転倒って言っているが横転ではないのか。そして途切れる車両。ここで、頭によぎったのはステージキャンセル。ステージがキャンセルになれば一体どうなるのか*4?全開で走行するマシンはコレでおしまいになっちゃうの???なんて心配していたら

ごくごく一般の速度で通過してくるマシン続々とやってくる。

続々と列をなしてやってくる光景に対して「いや~、こうしてラリーでいっぺんに何台も来ることはんてそうそうないですよ~」なんて場内実況は呼びかけている。それが何なんだ、何の慰めにもならない。俺は8000円を払っている。

 

そしてお昼、

これがおいしいもの出店の実態である。わずか3店。そりゃそうだろうなマックスで250人分しか売れないんだから。「丹後のおいしいもの出店あり!」と謳っていた割には丹後だけでしか食べられません!というようなものはなくて焼きそばもカレーもポップコーンもどこでも食べられそうなものしか無い。ここでも俺の乾いた心を慰めることはなかった。

そして察しの通り、弁当というものはなかったのである。一体8000円はどこにかかっていたのだろうか。

結局このあと↑の焼きそばも買って帰ったのでおいしいもの出店はコンプリートした。ただ、コンビニで弁当買ってきたほうが安上がりだったよねと言う感情は拭えなかった。

 

午後の走行は特にトラブルなく、一体何台走るんだってほどに次々と車がやってきてそれはそれなりに楽しめました。はい。

動画は平川亮の妹である平川真子氏。走行動画ではわからないのだが、かわいい。

 

さて、全ての走行が終わり道路の封鎖も解けたあとに京丹後市役所に行ってみたのだが、すでにもぬけの殻。セレモニアルフィニッシュも当然終わっており、車両保管も終了してチームが車を回収していた。

もう、ラリー丹後の香りはわずかも残っていなかったのである。

 

 

 

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PS.当記事においては出場選手や主催者を咎める意図はないけども、もうちょっとチケットお安くしていただきたいとかなと思うところである次第。もしくは弁当つけて…

*1:今回の場合は午前と午後で2本のSSを観戦できるが…

*2:14代目

*3:というのは冗談で、福永氏のやつがより新しい型のマシンである。さっと調べたらファビアRSラリー2とかも合ったりしてなにがなんだかよくわからなくなってしまったのだが、とりあえず言えることはコバライネンが使っている車両は”型落ち”ということである。それで無双できるんだから…と言ってもあっちは元F1ドライバーである。S耐のジェントルマンとプロドライバー以上にドライバーに差がある状態と言っていい。

*4:競技上は一番遅いタイムが走れなかった人たちに与えられるはず…ルールブック読んでの記載ではないということをお許しくださいませ。