
大阪で行われている万博博覧会
に夏休みの平日を利用して行ってきた。特に強く観たいと願うパビリオンもなく、世間で評価されている木造建築の大屋根リングもたぶん直で観たら「まあこんなもんだよな」という感想が漏れるくらいのものだろうと思っていたので、誰かに誘われたら・チケットをただで貰ったら行こうっと思っていた。そして10月で終わる会期の大体半分くらいを経過した7月終わり、コロナ禍を経て友人と関わる機会がぐっと減った人間だったので誰かに誘われたら・誘ったらと言う機会は訪れることもなさそうだし、NTTの株主優待で応募した万博チケットプレゼントも当たらずにてきしまった。
お盆をすぎると万博は混むよというオワコンキャスター辛坊治郎*1が言っているの思い出す。
だーかーらー、猛暑が原因じゃなくて、元々梅雨時期の旅行計画者が少ないのよ。
— 辛坊治郎 公認【辛坊の旅N】 (@JiroShinbo_tabi) 2025年7月11日
今までのどの万博でも、夏休み前の梅雨時の客は一旦減るのです。
その意味で、来週の平日がラストチャンスだ。後半混むよ。
ちなみに万博会場は大阪市内より大分涼しいです。 pic.twitter.com/kju4RdVKHU
そうだよなあ〜みんな行かないかなと混むよなあ〜、行かないと後悔するかな〜別に行きたいところはないけど、ガンダムは観ておきたいなあ〜
とぼんやり考えて行くことを決意した。
GR86が納車さされた直後であるため、車で来ることもできるのかなと調べてみたら直接万博会場に乗り入れることはできないらしい。まあ道が一本や2本しかアクセスがない島に乗り入れなんてできるはずがない。車で行く方法はパークアンドライドという形で周辺の駐車場に車を停めてバスで入場という形になるらしい。で、駐車場料金が5000円。は?5000円?!1人で?車を停めるだけに?他にも高速料金(大阪方面に向かう場合は名古屋に行くより高い)、ハイオクになってしまったガソリン代もコミコミ考えるとアホらしくてやってらんない。まだまだピカピカのGR86は置いておいて電車で行くことにする。
そんな万博についてもう時は経っていてほとんど忘れかけているが、写真をもとに記憶を呼び戻してみる。

舞洲駅から地上に上がるとまず目にするのは移動通信車。やっぱり人が集中するから携帯電話の通信が厳しいのだろう。確か奥のハイエースがソフトバンクの通信車だった気がする。ドコモは…?無いですね…?

さて、東ゲートから入場。会場についたのは13時過ぎなので列に並ぶことなくスムーズに入場。手荷物検査があり、カバンの中身は調べられてしまう。首にレオンポケットProつけたま金属検査機を通ってしまったが、腰につけてるベルトで鳴ってますね〜と言われて検査終了。大丈夫かコレ。
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暫く歩くと東ゲートの正座しているミャクミャク像と大屋根リングが見えてくる。大屋根リング、イメージでは3階建てくらいの高さかなとおもってたけど5階がある建物と同じくらい高い事がわかった。これ木造建築ってすげえな。

正座しているミャクミャク。すごく暑かったのに記念撮影列ができていてヤバい。

東ゲート近くにあるなんとか館に入る。並ばない万博と誰が言っていたがしっかり並んだ。

IPS細胞でできた心筋シートが展示されていた。写真ではわからないが、心臓の筋肉細胞ということでドッキンドッキンと動いていた。怖い。

これは人間洗濯機2025Verらしい。すごく汚れが落ちるシャワーヘッド売ってる会社がプロデュースしているんだろうか?あまりに人が多くそのあたりの解説を見忘れていた。1970年の万博でも人間洗濯機というものが展示されていたらしいが、それから50年経っても実現されてないってことはあまり実用的じゃないってことなんだなということであまり興味がわかなかった。

これはモンハンのキャラクターといっしょに撮ってる外人。

大屋根リングの内側。万博会場内は植樹するところも無いくらいみちみちに建物が建っているので大屋根リングの下がほぼ唯一と言っていい日陰スポットとなる。ベンチも豊富で人が混んでいる割には休憩する場所に困らないという印象。流石に日中はこのように人が溢れているが…。

大屋根リングの上はこのように外周を歩くことができる。まあ特に歩いたから何かあるわけでもない。おそらく大屋根リングはレガシーとして残るはずがないと思っているので今回外周を一周してみた。真夏の日中にやることじゃないことは確か。海側は風があって良かったけどね。

そんな大屋根リングからは万博会場内を一望することができる。そもそも今回の万博は大屋根リングより高い建物*2はなく、どんな建物も上方向はすごくないといったところ。写真はドイツ館。「わ!ドイツ」ってどういうこと?(今回行けず。)

サウジアラビア王国のパビリオン。こちらも特に行けず。

ディズニーランドのように園外の風景は遮断されている…というわけではないので普通に会場外の景色も眺めることができる。

当初話題となっていた羽虫については今回確認することができなかった。割とあっさり対処できたようだ。まあ気温が高すぎて活動してない買っただけかもしれなかった。

こうして大屋根リングから会場を眺めると日傘をさしている人の多さに気づく。もはや雨降っているのではと思うくらいの率である。俺も日傘男子になろうかな…いやカメラと相性が悪いんだよな…。両手が塞がってしまう。

ピカチュウのフォトフレーム

大屋根リングの外周を一周してヘタっているところでパビリオン巡りを開始する。まずは予約無しで入れるよ看板で謳っていたフィリピンへ。

こんな感じでなんか上から布を吊っている。

中はフィリピンを構成する各地方、各島の解説が。
フィリピン館、NO EXITが出口なしとなってて異国情緒がある pic.twitter.com/afqxcuPBmQ
— GRプリン隊 (@custard_pudding) 2025年7月29日
パビリオンよりもこういう表記のほうが気になってしまった。

とりあえずガンダムが観たいと彷徨っていたらカタールパビリオンも予約無しで入れるよと謳っていたので寄ってみる。カタール、もうF1のイメージしかないけど。

中東の国というと石油がじゃぶじゃぶ出てTHEオイルマネーって感じなイメージしか無いが、ここカタールでは真珠や海運で歴史を紡いできたらしい。確かにあまり海っていうイメージなかったな。

となりはUAE、アラブ首長国連邦がある。こちらも予約無しで入れる。

ナツメヤシの柱がドーンドーンとインパクトが有るこのパビリオンはまさにオイルマネーで得た資金を色んなところに投資しているZEと言っているような展示だった。アラブ首長国連邦から先進医療、宇宙探査は思いもつかず。

ガンダムはあっちか…と方向を変えて歩いていたらコロンビア館も予約無しで入れるよということで入場。少し列に並んで入場した。

こんな感じでコロンビアを構成するいろいろなものが触れられるような場所があった。コロンビアといえばコーヒーということで外の売店で買おうかと思ったけどまた並ぶのはしんどすぎて断念。

これは”やばいのでは…”と言われてガチの対策が施された文明の森。暑くてどういう意図を持った展示なのかを確認しなかったが、何だったんだろうかコレ。

バーレーン館行っとけ!というラインが飛んできたので列に並ぶ。こちらもまた予約無しで入れるのである。
ちなみにバーレーン館は写真右である。左の豪華そうなパビリオンはトルクメニスタンだった気がする。入らなかったのでどんなところかは知らん。

バーレーン館、一度に20人ほど入れて日本語の達者な案内人がやってきて一言
「今日はまだ涼しいですねえ」
さすが、中東の国バーレーン。ここからやってきた人は日本のこの厳しい暑さはたいしたことないのか…と驚愕してたら
「冗談です。暑いですね。」
といってて安心した。やっぱり日本はあつすぎる。

こちらも先程言ってたように海洋国家である。船を作って貿易で栄えていたらしい。石油が出るまで。

そしてわざわざラインをしてきた理由の一つが現れる。オスカー・ピアストリの2025年のF1日本グランプリのヘルメットが展示されているのである。

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さあ?

ガンダムがある場所が今まで歩いてた方と逆方向だと気づいたときにめについたのが中国館。こちらもやっぱり予約無しで入れる。俺みたいな気分屋にありがてえ。

中国4000年の歴史を感じる様々な文字が書かれた外壁が目立つ。しかし今や世界の最先端を行く国の一つと言っても過言ではない。2足歩行のロボットが入口で入場客を出迎える。入場客がこのロボットの前を通過しようとすると手を振ってくれる。人情味のあるロボットである。しかし恐ろしいのがこのロボット特に奥にいる人の手を介さず私が順番待ちで並んでいた20分以上ずっと連続動作していたことであろう。2足立ちということで歩かずとも常に姿勢制御が入っているはずである。一体どれだけ連続稼働するんだろこのロボット…。

中国館に入るとこのような中国ナイズされたずんぐりむっくりのパンダが出迎える。このへんはやはり国民性がでいるというか、完全に日本で受けないデフォルメの仕方だと思う。


イタリアかどっかが重要な美術品をパビリオンに持ち込んでいると話題だったが、甲骨文字の出土品を展示している中国もなかなか見どころでは。ただ、展示ガラスに説明文を表示する透明のディスプレイを噛ましているせいであまり展示品がよく見えなかったのは残念である。

予約無しで入れる割には内容も充実しているし、最後に見させられる中国の1日の映像も見どころがあって良かった。歴史から最先端*3までフォローしておりマジでオススメ。後述するであろうフランス館でもエッフェル塔をバックに謎のダンス映像とは段違いの出来。フランス館のあれは時間の無駄である。

だんだん日が暮れてきてきた。ガンダムを観たいのに日が暮れちゃう。

そしてガンダムがある西エリアに到達。これは吉本興業の謎のオブジェ。

そしてガンダム。
ガンダムが本当にいた。

そしてミャクミャクは西エリアにも存在する。
こちらのミャクミャクはすしざんまいのように手を広げるポーズをしている。だから何だという話であるが。ところで中央の白い部分は口という解釈でいいのだろうか?形状からドラえもんの四次元ポケットの可能性も残されている。口ではない根拠として目を構成している赤い輪っかと胴体と思われる青い部分は分離する可能性を考察されている。そうするとあの白い部分が口でない可能性が高まるのだ。

ああ…ガンダム…。そして、
— GRプリン隊 (@custard_pudding) 2025年7月29日
パビリオン入場は叶わず。


コレが最後だといろんな角度でガンダムを抑えておく。
ただし、後ろ側はパビリオン入った人じゃないと撮れない…。

大屋根リングとガンダム。
しかし、今までの立像ガンダムと比較して全く意味のわからないポーズである。高さを出さないようにするためにああいうポーズとなってしまったのはわかるがやっぱりなんだかしっくりこない。立たせられない・高さを出すことが許されないのであれば台座に乗せて寝っ転がったほうが、ガンダムに初搭乗するアムロ・レイの気分が味わえてよかったのに。
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ガンダムを観てすでに満たされた気分となったのでお土産屋を物色する。狙いはミャクミャクのもっちりぬいぐるみである。
EXPO2025 もっちりぬいぐるみ 立expo2025.maruzenjunkudo.co.jp
このざっくり2等身にデフォルメされたミャクミャクがあほっぽくていい。ツイッターでバズったときから気になっていたのだ。
が、
ない。
どこにもない。
万博のオフィシャルストアは1箇所ではなく何箇所も、そしてそれぞれ運営している企業が違っているという特徴があるがどこにも無い。東ゲートのお土産屋やと向かったところにも、無い。
大屋根リングの下を歩いていたときに露店で出ていたことを思い出し、数か所巡ってみても、無い。
EXPO2025 ミャクミャク お手玉ぬいぐるみexpo2025.maruzenjunkudo.co.jp
少し似ているお手玉ぬいぐるみはあったのだが、コレは違う。ぷっくり感が足りない。
どこにもなくて途方に暮れる。そして日が落ちていく。

道中、話題となった石の屋根があった。本当に石に穴開けてワイヤー通しているだけだった。だから何なんだっていう話。むしろワイヤーから石が落ちないのだろうか。

そして完全に日が暮れて、ライトアップで目立つ大屋根リング。

気持ちを切り替えて予約無しで入れるパビリオン巡りを再開する。どこのパビリオン出撮った写真か忘れてしまった。国旗が似てるというゆるいメモに感動。

そしてやたら列ができているフランス館に並ぶ。ここも予約無しで入れるパビリオンらしい。フランスの実力を見せてもらおう。

パビリオンの協賛企業一覧である。左上にルイヴィトンの文字。期待感が高まる。
フランス館入り口にあるもののけ姫のワンシーンの切り抜きをみてみんなが「ナウシカ?ナウシカやね」って言ってるの、人々の認識なんて適当なんだねっていうのを実感する
— GRプリン隊 (@custard_pudding) 2025年7月29日
入るといきなりもののけ姫のワンシーンが展示されている。一体なぜ…。とりあえずそばにあるQRコードを撮影して後で読むことにして次の部屋に向かう。もののけ姫ってアホほど大ヒットした記憶があるのにそこらか聞こえてくるのは「ナウシカだよな」とか言う声、記憶というものはいい加減である。
(結局なんだったのかは未だによくわかっていない)

更に進むとなんかキラキラした空間に。何なんだこれ。
フランス館、エアコン効いてない。クソ。
— GRプリン隊 (@custard_pudding) 2025年7月29日
挙げ句の果にはなんだか暑い。よく考えたらエアコン効いてないだろコレ。
そして若い男女3人がどこかの屋上でなんだかよくわからないダンスを踊る映像が流れる空間へ至る。来場者が立ってその映像をまじまじと見ている。しかし、屋上で男女がダンスという情景は変わらない。飽きたので次の部屋へ移動する。

最終的になんだかちっちゃいウェディングドレスがいっぱいの空間へ至る。一体何なんだ????おれは一体何を観てきたんだ…。時間の無駄だったという怒りを感じてフランス感を出る。
フランス館、期待感だけぶち上げといてわけのわからん前衛芸術を見せられて終わった。やっぱりクソ。
— GRプリン隊 (@custard_pudding) 2025年7月29日
フランスはクソ国家という汚名は据え置きしておきます。

こちらはどっかの国の民族衣装。おっぱいが強調されたデザインで思わずカメラを構えてしまった。でかい人が着てほしい。

これは一部で話題になったミャクミャクを使用した絵である。でもよく考えるとミャクミャク要素で受けてないなこの絵。

帰宅の時間。万博って9路過ぎても一応まだ退出しなくていいってすごいな。

将来的に「ミャクミャクの尻尾は何色?」というクイズが出るであろう。そのときに備えてミャクミャクの尻尾はこうなっているというエビデンスを残すために撮影した写真。ちなみに9時くらいだったがミャクミャク記念撮影列はまだあった。
そういうわけで万博に行きました。これで、万博にいかなかったという後悔がなくなるねやったぜ。
— GRプリン隊 (@custard_pudding) 2025年7月29日
即席ミャクミャクCUSTOMぬいぐるみを購入。早速ホシノクンに装着。