スキャニングとは何か。俺もその言葉を聞いて心で「えっ」ってなったが、そういえば事前にメモをスキャンできるからね〜なんて話をしていた。
先日迎えた新人君はつまり「スキャン」をしたかったのである。しかし出てきた言葉はスキャニング。なんだよ現在進行形かよ。
今やパソコンなんて開かなくてもスマフォで済む時代、違う意味で今の子はパソコンのことを知らない。圧倒的に知らないのである。そもそも今の子なんて「スキャン」なんてしないよなあやってもコンビニのマルチコピー機でコピーするくらいだろう。それは読み込んで紙を排出するからスキャンというよりコピーっていう方が正しい表現である。
俺もそういうことをわからずにうっかり「メモはスキャンできるからね〜」なんて言ってしまったものである。「スキャニング?したいです」ってよくよく考えるとその新人君は「スキャニング」でなにが起こるのかなにができるのか理解してなかったのではないだろうか。メモをスキャンし、生成されたPDFファイルを渡すとその出来に「おー」っと感嘆の声をあげる新人君を見てそう思った。
その新人君を一級品のソフトウェアエンジニアに育てる戦いは始まったばかりなのである。