#プリンはおやつに入りません

私の個人見解をダラダラと書き残す

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サーキットの激辛麻婆豆腐を舐めてはいけなかった

クレインガーデンの激辛麻婆豆腐を舐めてはいけない。

スーパー耐久 富士公式テストのお昼にクレインガーデンに行った。ところで富士スピードウェイにとって、ビッグレースではないときの食事をとるということにおいてクレインガーデンはたった1つの選択肢と思っている。その心として、グランドスタンド裏のお店は祭りの屋台感をすごく感じる。そして、出てくるものがチープ。さらに何店舗もお店が並んでいるというのにどこも”焼きそば”と”カレー”を売っているのだ。本当にどこも焼きそばとカレーを売っている。誇張ではない。そしてそれらは特別美味しいということは、なく。買った時点ですでにテンションが下がるような一品だらけ。それなのに900円とかそこらで販売しているのだ。

そしてそれらが悪魔集合した形が↑である。1000円した。

…ということで我々は並んでもクレインガーデンを選ぶしかないといったところである。

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富士スピードウェイに↑こういうジャンキーでチープ*1な名物というのはないのである。

 

さてクレインガーデンはまず券売機からメニューを選んで食券を買うという形式である。一旦メニュー全体を見てから何もめぼしいものがなければ山チェカの餃子定食頼もうと券売機のタッチパネルを押していくと「激辛麻婆豆腐」というメニューが目につく。そこで頭に浮かんだのは岡山国際サーキットのルーティンだ。

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トイレが貧弱な岡山国際サーキットでレースを見るという予定があるのにも関わらず、あえて翌日お腹を壊してトイレにこもるリスクがある辛い麻婆豆腐を食す行為を毎回行っている。なぜわざわざこんなカルマを自分に課しているのか?過去に私はこう称している。

しかし、私は挑戦する。レーシングドライバーが0.1秒を縮めるためにコーナーを攻めるように私は翌日も岡山国際サーキットでも激辛麻婆豆腐を食す。そう、この麻婆豆腐はレーシングドライバーで言うところのサーキット、挑戦の”場”である。

きっちりレポート~スーパーGT岡山公式テスト~ - #プリンはおやつに入りません

そう、挑戦。これは自分の身体に対するチャレンジである。幾多の人はこういう、”人生は挑戦をしなければ次のステージに登ることは出来ない”。インディ500を2度も制した佐藤琢磨も言った「NO ATTACK NO CHANCE」。そういう訳で、今回も躊躇せずに「激辛麻婆豆腐」を発券する。1100円だ。券売機に5100円(5000円札+100円玉)を入れて4000円のお釣りを出そうとしたのだが、5000円札を入れた瞬間に決済が完了。100円玉を投入する前に500円玉×1、100円玉×4、1000円札×3の3900円のお釣りが帰ってきたのである。投入しようと右手に持った100円玉が虚しい。しかしこれはこれから始まる不幸の序章でしかない。

店員に食券を渡し、しばらくして出てきたのが↑である。フェラーリF1のような深い赤の中に糸切り唐辛子がしっかり映えている。これは辛そうと息を飲む。「いや~これ食べたら胃もたれしたんだよ~」と話す対面に座るツレ。そういえば彼、前ココイチに一緒に行ったときに5辛注文し、普通に完食してて密かにビビってた事を思い出した。そんな彼が胃もたれして薬を飲むレベル*2『え、これかなりやばいんじゃね』と顔にはださないものの焦る。

まず割り箸をわり、割り箸を湿らすために一緒についている普通の味噌汁を食す。うーん熱々。熱々の味噌汁はポイントが高い。ぬるい味噌汁漬けてくるようなところはわかってないからな。その点、クレインガーデンはわかっていると思う。ボーナスポイント獲得や。そして箸からレンゲに持ち替え、いよいよ麻婆豆腐を口に入れる。うーん辛いね。旨味もあっていい。←最初の数口はそれぐらいの感情だったのが、少し経つと口が痛くなっていく。とても辛くて口から炎が出そうなきがするそれくらい辛い。なんじゃこれ…めちゃくちゃ辛いやんけ。1/3食した後には顔中に汗が吹き出す。思わず紙ふきんで汗を拭う。ここで気づく、これは食べたらあかんレベルの辛さだと。体中が熱い全身の毛穴が開いている感じが、する。

この時点でレンゲを持ちたくない。そういう感情が芽生える。だって辛いんだもん。だが、まだまだ麻婆豆腐はお皿の上で待っている。とりあえず辛さでバグった口を洗うために味噌汁をすする。逆効果であることはわかるだろう。口の中がバグっているせいで味噌汁ですら刺激物として俺の口を攻撃するのだ。さっきまで浮かれて熱々の味噌汁いいねなんて言ってたけど撤回、あつすぎて更に攻撃力がましている。っていうかなんで麻婆豆腐に味噌汁なんてつけてるんやというツッコミが頭の中に浮かんだのはこの瞬間である。

レンゲでご飯をすくい口に書き込む。最初は『なんやこのベチョベチョのご飯?!』とご飯の炊き具合に心のなかでクレームを入れていたのだが、口をニュートラルな状態にするためにはこれくらいベチョベチョのほうがありがたいのかもしれない。

半分も食すと口と唇が震えているのような感覚がする。これは本当にダメかもしれないと感じる。ひと呼吸しながら完食するための作戦を考える。そこで思いついたのが、辛さを感じるのにラグがあることを活かして一気にかきこむ作戦である。作戦は成功した。麻婆豆腐がグッと減っていく。そして俺は辛さの中でも生きている。ただ、遅れてやってくる辛さで死にそうになったのだが。こうなってくると”ただの水”さえ俺を救ってくれない。飲んでもただただ口を刺激するだけなのだから。

この頃から糸切り唐辛子を食して完璧に完食することは諦める。こんなん食べたら本当に火吹くわ。麻婆豆腐終盤は汗が吹き出ている以外にもすごい顔しながらを食していただろう。

そして無事糸切り唐辛子以外は完食。もう美味しいとか美味しくないとかいう評価軸ではない。これは”生きる”か”死ぬ”の2軸でしか語れない世界線である。俺は生きることが出来た。

無事完食した後の感想↑

 

さて、懸念された胃もたれについてはそこそこだったのだが、日が落ちた頃くらいにお腹からの脈動を感じ始める。おしりにう○ちのノックが聞こえる。コンコン、うんちです。そんな合図だ。

せっかく夜間走行が見れるテストというのにトイレの中で夜間走行の始まりを迎える。サーキットでは夜間走行、いやナイトセッションが始まったのだが、こちらはウンコセッション真っ盛りである。トイレにも車が通る音が聞こえる。しかし俺は便座から離れることが出来ない。

なんとか20分そこら籠もったあと脱出し、夜間走行を拝むことが出来た。しかし問題はサーキットからの帰路である。5時間を超える間、自動車を運転しなければならないのにこうもお腹の調子が悪いと運転すらままならない。

結局、SA/PA迎えるたびに停車→トイレに籠もるを繰り返しながらちびちび*3家に向かう羽目になった。

複数回トイレに行っても出るものは出るのである。普段は1日1回で済むものが何度も出てくる。こう考えると人間の身体とは不思議なものだ。便座に座りながら俺は無事富士スピードウェイから京都に帰宅できるのだろうかと不安に思ったり、便座と一体になったドライビングシートとかありがたいんじゃないかとか言う思考にも至った。

毎回富士スピードウェイから帰るときは眠気が襲ってくる前半に距離を稼いでおいて後半は休憩回数を増やすという戦略をとっているのだが、前半はトイレのせいで進まないという問題があり、距離を稼げないうちに眠気と戦う区間が長くなってしまった。お陰で3時過ぎに帰宅するという…まあ(翌日である執筆日)今日は休みなんですけど。

 

そんなわけで洒落のように書かれているけどとても洒落にならない辛さなので、この記事を見て気になったので注文しましたなんてことはよした方がいい。あと券売機で選んでいるときは気づかなかったのだが「激辛麻婆豆腐」ではない「麻婆豆腐」があるらしい。そっちを注文したほうが幸せにレース観戦できるし、レースできると思う。

 

そして、

俺は問いたい、なんでそんな置くん。

*1:と言っても焼肉ランチも今や800円を超えるが

*2:よくわからんけど太田胃散でなんとかなるもんなんか ぺーしゅん on Twitter: "富士スピードウェイの場内レストランであるクレインガーデンの激辛麻婆がどのくらい辛いかというと辛党のワイが太田胃散を欲するくらいです。" / Twitter

*3:うんちもちびちび出ている