今年のスーパーフォーミュラ岡山のレースフォーマットがなんやかんやあって変わった。注目点はタイヤ交換義務があることだ。
今年は1スペックタイヤしかない。
昨年のように、性能に劣るタイヤをできる限り短いスティントだけ使用する(いわゆる捨てタイヤ)作戦は見られないはず。スタートして義務化されている最少ラップ*1でピットインして交換するというのは後述する理由であまり得策ではないと考える。以下理由
今回も同じく無給油レースとなっている。
つまり後半になるほどガソリンの量が減って車体が軽くなる→車体の運動性能がよくなる→ラップタイムが速くなる。
後半にタイヤ交換したドライバーが”フレッシュタイヤ”で攻めてくる可能性がある。一方早めに交換したドライバーは”走りきったタイヤ”で守らなければならない展開になるためである。
ただ、コースレイアウト上そうそう簡単には追い抜きはできないという一面もある。
ということで私の見立てとしては、
この作戦を取るには2スペックタイヤのときより、失敗する危険性をよりはらんでいると考えるがトラックポジション*2を重視するのであれば”有り”と思う。
F1で見られるような”アンダーカット”作戦があるかもしれない。
前を走る車よりも先にピットインして、ピットアウト後新しいタイヤで最速ラップを刻みながらもともとあった前車との差を逆転してしまう作戦。
しかし、SFではタイヤウォーマー使っていないはずなので交換後はF1のようにすぐにラップタイム出せないはず。
アンダーカットとは逆の”オーバーカット”が有利か。
その名の通り”逆”なので前の車がピットインしたあとに最速ラップを刻んでもともとあった前車との差を逆転してしまう作戦である。
何が違うかというと”新しいタイヤで攻めるか”か”使い古したタイヤで攻めるか”である。SFで使用しているヨコハマアドバンタイヤは相当持ちがいいとのことなのでオーバーカットのほうが現実的なのではと思うが。
スタートから履いたタイヤをギリギリまで使用するパターンはどうだろうか。
ピットインのロスタイムは全員が全開で走っているときは大きい。しかし全員が低速で定速で走っているとき、つまりセーフティカー(以下SC)が入っているときはロスが少ない。
そこで、狙うはSCが導入されたときにタイヤ交換義務を果たしてしまうパターンもある。それにはそのチャンスが巡ってくるまでギリギリまでスティアウトを決めてしまうということである。
タイヤのライフ自体はレース距離を余裕で持たせられるはず。ただ”替えたばかりのタイヤ”と”ずっと走り続けたタイヤ”間の性能差が未知数である。が、もてぎの笹原*3と大嶋*4との争いをみるとタイヤ履歴の差が追い抜きができるほどにあるとは見えない。
よってアクシデント待ちで走り続ける作戦/終盤にピットインする作戦はかなり有効と見える。
よってこれを私が考えるオーソドックス(一般的)な作戦として今週末のレースを観てみる。
あと気になるのはタイヤ交換数の限定があるかどうか。スーパーフォーミュラではピットインで作業できる人の人数が限定されているので4輪交換より2輪交換の方がタイヤ1つに掛けられる人員が多く取れる。
人員が多く取れるということはそれだけストップ時間が短くできるので交換するタイヤは少ないほうがストップ時間だけでいうと有利。
だから”タイヤ交換義務”なので1輪でも交換すればタイヤ交換義務を果たせたと言えるのだ。
前から言われてるけどこれやった人いるんだっけ?
SF-SUGO:思い返せば2014年SUGO戦、野尻選手初優勝の時、左後輪1輪交換作戦敢行、そのストーリーを語ってもらおうと、田中耕太郎さんをステージに引っ張り込んだのが、TECH-LAB.トークショーに優勝車両担当エンジニアを招くようになったきっかけ。 #SFormula
— 両角 岳彦 (@morozumi_careye) 2017年9月23日
へぇ
ただこれだけあーだこーだと妄想を巡らしてもですよ?
レース当日が晴れじゃないと全く意味を成さないんですよ?
でも安心ください!!!
だって岡山は”晴れの国おかやま”ですから!!!!!
きっと晴れるはず。
https://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/33/6620/33215.html
ヒィヤッホーーーー