世間の話題にのっかる。
世間はどういうわけか米が不足しているらしい。棚からお米が消えているとか。実際に店舗まで見に行って米がないことを確認したというわけではなくSNSで各所から上がる米がないという阿鼻叫喚を眺めているだけなのだが。先日発生した自身による気象庁のなんとか注意情報や台風への危機感から備蓄しようと買いに走り、おまけにお盆で物流が止まっているとかいう細々した要因が複合しているんじゃないですか知らんけど。あと、地震や台風で備蓄しようと買いに走った人はいざ災害にあったとき、水もない火も出ない状況でどうやってお米を食べるんだろうか。
さて、我が家はそんな米不足とは無縁である。
というのも、昔から祖父の家が年金で1年分のお米を購入しそれをもらうという文化があるのだ。そのサービスは我家だけでなくおじやおばの家も同様に享受していたらしい。
30年前
簡単に書くとこんな感じの模式図になるだろう。私の親が子供の頃からこういう米の買い方をしていたのかどうかは聞いたことはないが少なくとも自分は30年来じいちゃん/ばあちゃんからもらったお米(近江米)しか食べていない。親戚の中で男三人という家庭だった我が家はよくお米を消費したとか。
そんでもって30年以上が経過したいまも90を超えてもまだ自分で歩くばあちゃんから米をもらっている。いやあありがたい限り。
しかし、
30年も過ぎると我々孫の世代も家庭*1を持つようになり各々でばあちゃんからもらった米を食べている。そして我々の親たち(ばあちゃんからすると子どもたち)もこれまで通りばあちゃんの米を頼っている。そんな模式図を表したのが上の図である。
さて、そうなると起こるのは米不足。
米がない。実家に帰ってばあちゃんの米を頂こうとしたのだが母親に言われた。え、無いのと驚く俺に上の図のような話を母から受け、そりゃそうかと納得する。しかしながら両親が食べる予定だった米をわずかながらもらうことができた。ありがてえ。
というわけで今年のお米は終了。残念である。
そしてタイミングが悪い。
新米を待て。
*1:私を除く