#プリンはおやつに入りません

私の個人見解をダラダラと書き残す

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船で九州へ行くという選択肢

どうも。絶賛夏休み中のものです。1週間の休みは非常に愉快ですが、同時に仕事のことを考えると不安になるので3連休くらいがちょうどいいのかもしれません。

そんな夏休み2024ではS耐オートポリスに行くことにしました。行くことにした…と行ってもなんだかんだで最近毎年行っているような気がする。

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行き方はその時々で飛行機を使ったり、自家用車で高速道路を使って向かったりといろいろな手段を使ってきた。それぞれの感想を簡単に書くとこんな感じ。

飛行機→楽、早い。朝イチの便に乗って迎えれば昼前にはサーキットにつくことができる。搭乗手続きなどがめんどくさいが、普段飛行機に乗ることがないのでそれはそれで楽しい。デメリットとしては時間に厳しい。時間に遅れると乗れない。搭乗手続きを考えると出発時刻1時間前には空港にいていないと行けない。おまけに熊本ー伊丹間の便は遅くまでないので表彰式は諦めて変える必要がある。あと、空港ーサーキットー宿ーサーキットー空港の移動においてレンタカーは必須。

自家用車→死闘。関西からオートポリスまで12時間の運転に耐えられる人だけが取れる選択肢。まず1人ではやめたほうがいい。時間も休憩をどれだけ取るかでブレるので測れない。複数人で交代しながら運転するという選択肢が取れるならやってもいいのかもしれないがおすすめしない。普段から300km走ってもへいきへいきと余裕かましている人種だけが許される選択肢である。

まあそんなところで、大抵の人はオートポリスに行くのに飛行機を使うだろう。しかし第3の選択肢があることをご存知だろうか?そう、船である。

どうでもいい導入から本題に入るまで偉い時間を掛けてしまったが、関西から九州まで行くのにいくつか船が出ているのだ。ご丁寧にオートポリスのHP下の方にもリンクが用意されている。

https://autopolis.jp/ap/super-taikyu-race/

今回ここでもリンクが掲示してある”さんふらわあ”に乗船することにした。

www.ferry-sunflower.co.jp

料金や、航路、部屋のイメージは↑のものを見ていただくということにして、以下私が乗船したときの記録を残しておきたいと思う。これから誰かの参考になるというつもりで書いてく。

 

乗船前

神戸、六甲アイランドの内にさんふらわあの乗船口がある。車のナビゲーションに導かれて行くと無味乾燥な入口見えてくる。特に”ここがさんふらわあの受付口です!!”みたいな表示もなく小屋があっておっちゃんが立ってるだけの実に殺風景。車を船に乗せて旅するぞ感があまりにない。

案内されるままに車を止め、乗船手続きを行う。インターネットで予約した名前と受付番号を口頭で言うだけで乗船チケットを受け取るという手続きである。車乗せるんだし車検証もいるんだろうなと車から持ち出したが特に提示の必要がなかった。出港時間1時間前であったがすでに後方の列に並んでいる。HPでは乗船手続きは1時間前を目安に完了しておくことというので割と遅めな手続きであったということである。

手続きが完了した後は車を乗せる必要があるので指示があるまで来るまで待機している必要がある。運転手だけ待機してほかの同乗者は先に船内に入れるかどうかについては今回単身での旅だったのでよくわからないが、同じように待機している人たちでも家族みんな待機しているようだったのでその手段はないのかもしれない。(でもこれだと乗船チェックどうやってるのという疑問がある。)

 

乗船

車で船に入り、そのまま乗船できる。船内は特に普通の作りである。必要十分といったところで特段オシャレとか豪華とかいう装飾は見られない。本当にただの客船って感じ。

こちらは救命胴衣を着用体験できるコーナーらしい。着るような事態になってほしくないので見なかったことにした。

この時点でまだ出港まで50分以上あるのだが、船内に入った時点で自身の客室に入ることができる。今回予約した部屋は所謂雑魚寝部屋。大部屋に8人分の布団が置かれており、知らない人と同居するような部屋である。プラス8000円払うと個室を取ることができる。どう考えるかであるが、私の場合は個室をとっても寝るだけだしということで安く抑えることを優先し雑魚寝部屋を選んだのだ。

ちなみに寝転がると腰部分までカーテンで遮蔽される程度のプライベートが確保されている。左側にはスマフォ充電用のUSBとUSB‐C端子が設けられている。コンセントは入口に2口あった気がするが、この部屋共有のようで使うことを考えるのはあまり良くないかもしれない。

また、乗船開始とともにレストランや大浴場、船内のショップは営業を開始している。

 

夕食

そういうことで夕食をとることにした。さんふらわあ内で取れる選択肢として、

・ショップでカップ麺を買って食べる(お湯はある)

・レストランでテイクアウトメニューを注文する。

船内レストラン | 商船三井さんふらわあ

・レストランでビュッフェを楽しむ。

という3つの選択肢がある。もちろん、何持ち込んでいいのでコンビニで買った弁当を持ち込んで食べることも可能。特に何も考えずに乗り込んだのでテイクアウトメニューかビュッフェかを考えた末に人も少ないことだし1800円のビュッフェを選択。

和洋バランスよく提供されえていて腹いっぱい食べることができるうえに窓際の席でゆっくり景色を眺めながらの食事ができる。お酒を飲む場合さらに課金すれば飲むことができる。想像していたよりも全然混まないのでレストランには割と空席があるし、メニューも好きなものをポイポイと取ることができる。個人的には真夏なのに提供されていたおでんとテイクアウトメニューにもあるカレーがおすすめである。あと写っていないけどデザートも豊富である。

なぜかミッフィーがプリントされた皿がある。

 

出港

飯を食っていると定刻通り(19時50分)出港した。ゴーというエンジン音が鳴っている以外は特に海の上を走っている感覚は感じない。まあそりゃあ風もなく海も荒れていなかったからそういう感想になるんだろうけど。自身は割と車酔いする方だったので船酔いが心配だったが特に下船までそのような症状に合うことはなかった。一応、ショップで酔い止めの薬を売っているのを見たような気がする。

出港して1時間ほどすると

明石海峡大橋の下を通るよというアナウンスが船内に流れる。

言われた通りデッキ(←いつでも出れる)に出てみると明石海峡大橋が。他にも瀬戸内海上にかかる橋の下を通るみたいなのだが、全部予定時刻が真夜中。まあ、寝てるよね。

 

大浴場はあるがバスタオルはない

そんなわけで船が明石海峡大橋をわたったたあとは船内に設けられている大浴場に向かう。ただしここで注意したいのがアメニティサービスがないのだ。もしかしてこれは雑魚寝部屋だけなのかもしれないがアメニティ類(歯ブラシ/タオル)が一切ない。故に大浴場はあってもタオルが無いという状況に陥る。そんなこと知らなかったのでとりあえず持っていたハンドタオルでお茶を濁す

大浴場はちょうどルートインの大浴場みたいなサイズ感。そこまで大きい訳では無いが船内ということを考慮するとかなりの大きさで常にお湯が出ているようだった。そしてジャグジーのようにボコボコと泡が出ている部分もある。シャワーの勢いもそのへんの宿と変わらないくらい強い。とても船内の設備と思えない。そしてシャンプー/コンディショナー/ボディーソープと完備されており、タオルさえ持ってきていればいいという環境となっている。ちなみにバスタオルは「無料ではない」のだが、ショップに行けば売っている。3500円。

 

就寝

10時半という消灯時間が定められており雑魚寝部屋は強制的に電気が消える。故にそれまでに飯を食って、風呂に入っていなければならない。意外と忙しい。そして雑魚寝部屋という特性もあるため消灯時間を過ぎてスマフォをいじるということは他のお客さんに迷惑ということでご法度である。だからもう寝るしかないのだ。

もちろん、部屋から出て共有スペースでのんびりするという選択肢もあるのだが、翌日レースを観戦するということを考えるとさっさと寝たほうがいいということで寝る。

 

やっぱりいつもと違う環境ということで早く目覚める。というより寝るとなるとエンジン音がやっぱり気になって眠りに集中できない。個室を取るともっとふかふかしたベットのようだがそれだとよく眠れるのだろうか。

さて、もう寝れないということでデッキに向かってみる。

ちょうど日が昇るかどうかというタイミングだった。まあ瀬戸内海を走っている船ということで水平線から太陽が出てくる…というわけではなくどこかの島の山の奥から太陽が出てくると言った感じである。しかしこういう光景こそ「俺、船旅してるぜ…」と気分をあげさせてくれる。

 

大分に到着

レストランに向かうと朝食ビュッフェをやっているのだが、夕食で食いすぎたので控えた。朝食は700円らしい。

湾が見えてきたらもうすぐ。

船が接岸してしばらくすると下船開始となる。車の場合、自身の車に乗り込んで案内があったら発進→船を降りて公道という流れになる。特に下船に関して手続きはなく流れるように公道に案内される。一晩過ごしたのに愛想がないというか、振り向くことなく去ることになるのはなんだか寂しいものである。まあ、公道に案内される前に停車すればいいんだろうけど。

 

さて、オートポリスへはここから2時間。

ちなみに道中コンビニによっておく用事があるなら下船した周辺で済ませておくことをおすすめする。一度オートポリスへ向かい山に入るとコンビニが一切無くなるのだ。2時間周りになにもないところを走る。その覚悟もいる。

 

今回の私の船旅はこんな感じである。大浴場はあるのにタオルがなかったという点以外は不満は見られなかった。あと、これまで言及していなかったが船内の通信に関してでいうと私が起きている時間において携帯電話での通信に関して不都合はなかった気がする。船内でも仕事をするんだ電話をするんだということ以外であれば特に心配はないと思われる。