大三元レンズというのをご存知でしょうか?大三元レンズとはF2.8通しのズームレンズの3ピースユニットである。パヒュームみたいなもんだろうか。いや、パヒュームはなんか軽いな。THE ALFEEみたいなもんとお考えいただきたい。
端的にいうと「おまえ、うちのマウントでカメラ使うんならこのレンズ揃えとけば最強やで」というレンズ群を指すといえばただしいであろうか。まあ詳しいことはここで書くと長くなるので省略。
そういう最強のレンズは我々のようなアマッチュアカッメラマンに向けではなく、写真を生業にしているプロカメラマンが主なターゲットである。だから写りは極上のものであることは間違いないのである。
で、今回タイトルの通りニコンのFマウント(おそらく最後の)大三元レンズを構成する一つ、”AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR”をヨドバシドットコムでポチってしまった。いざあとワンクリックで決済完了というページを表示したまま1時間あーでもないこーでもないと考えてた。(でも押した♡)
ちなみにおいくらなのって話なんだがあまりにも生々しすぎて今回割愛していこうと思う。よくここでいくらいくら(税込)みたいな記事の作り方
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をするのだが、今回は自分が自分で引くほどバカ高いものだったのであえて控えるのである。つまり、それくらいのお値段と(大三元レンズの相場感がわからない人は)お考えいただきたい。
ちなみに私が人生で購入したものの中でダイハツコペンに次ぐ値段である。大丈夫、最終的に通帳の数字の羅列が月末にちょっと変わるくらいだ。と、自分に強く言い聞かせてクレジットカードの請求書を震えて待っている。
理由としては
・”SIGMA150-600mm F5-6.3 DG OS HSM”で撮れる写真に限界が来たと感じた(あくまで主観)
・標準域から超望遠までの間をカバーするレンズがD5600のキットレンズしかなかったので新調して補完してみたかった。
・言い訳ができない機材を使って写真を撮ってみたいという好奇心があった
というところであろうか。まあ誕生月ということもあって自分への誕生日プレゼントという意味合いあるな。
さて、このレンズを持って何故か8耐の鈴鹿をすっ飛ばして富士スピードウェイでスーパーGTを観に行ってきた。
この件は週末に一本記事にし、どんな写真が撮れたかをまとめるつもりである。とりあえず↑の写真を見てほしい。NDフィルターとか持ってなかったので減光するため、F値をカリカリを絞ってF14になってしまっている。しかし。クルマのディティールがしっかり出ているではないか。スープラ特有のフロント部分のゆるい膨らみの部分、境界面が美しい。
もちろん1/80sという低速撮影でしっかり車を追えている手ぶれ補正も素晴らしいのだが、色乗りとディティール感はこれまでよく使用していたSIGMA150-600と違う。シグマの方はもっと淡白な色乗りのような気がするがこいつはもっとZENTカラーの赤がしっかり出ているようなきがする。ずいぶんと主観的な感想であるが古今東西レンズのレビューってたいてい主観的な情報なのである。
富士スピードウェイで70-200mm*1は少し遠かったのでこのレンズを100%活かした撮影ができたというと少し違ったような気がしたので動物園や水族館で撮ってみてまたレポートしてみたいと思う。
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