仕事帰りにスーパーによる。近くにある西友だ。
生鮮食品とネスカフェのあの瓶にぶっ刺す詰め替えインスタントコーヒー、そして牛乳食パンを買う。加えて今晩のごはんである惣菜を入れておく。
さてレジである。有人レジが1つしか無い上に2組待っている。仕方ないので全く誰もいないセルフレジに向かった。
ここでそれなりの尿意を感じる。周りを見渡してもトイレがない上にまだ精算が終わっていない商品をおいてトイレに行くのはちょっと無い。
いつからか始まったレジ袋有料化のせいでセルフレジの入り口で有料ポリ袋が1枚2円のものと大きめの5円のものがある。ここで少し考える。どっちだ…どっちが今持っている商品を詰められるのであろうか。しかし自らの身体は尿意を感じている。そう焦りが、あった。自分が持っていた商品の量を考えずに3円安い2円の袋をちぎる。
で持ってみるとちいさい。思っていた半分も小さい。どういうことか。俺は5円の上においてあった2円の袋が半分織り込んだ形
△点線で示したところで袋が曲がっていた。俺はこの先にも”長さ”があると思ってしまったのだ。
セルフレジに立ち、監視店員の目を感じながらどう考えても手に持つ商品は入らないであろう小さい袋をスキャンし、セルフレジの”バーコードを読み取ったあとに置くスペース”にかける。小さい。コンビニでパンとペットボトルの飲料を入れる袋と同じくらいである。まあアレは3円するが。
食パンをスキャンし、袋に投入する。もうスペースの5割を使い切った。牛乳をスキャンし、入れる。もう残されたスペースは小さい。袋調味料を隙間に入れる。残り惣菜、納豆、まいたけ、鮭の切り身、そしてネスカフェのあの瓶にぶっ刺す詰め替えインスタントコーヒーが残されている。積んだ。とりあえず、スキャンしバーコードを読み取ったあとに置くスペースに並べる。すべてのスキャンが終わり、精算にはいる。大丈夫だ。ここまで俺ひとりの物語である。誰もいない。
QRコード決済を選択、そしてハンドスキャナを持ってスマフォに表示されたQRコードを読む。精算完了。”ペイペイ”と発するスマフォとバーコードを出力するセルフレジの端末。そうすると店員がやってきた。もしかしてバーコードを読み取ったあとに置くスペースに並べられた袋から溢れた商品をみて「お客様、それ持って帰れますか?」と聞かれるのかとビビってたら
「お客様!こちらでもスマフォかざしていただたら決済できますよ」
と商品をスキャンする場所を示し教えてくれた。
そうなの。
PS.溢れた商品は通勤バックに入れて持って帰った。