#プリンはおやつに入りません

私の個人見解をダラダラと書き残す

Twitter Flickr Instagram

【スポンサーリンク】

中国語が流れ32度と表示される体温計

コロナ禍である。コロナ鍋でもコロナ渦でもない。禍である。禍。通常時であれば年に数回しか体温を測る機会がないというのにコロナ禍になってからは当たり前のように体温を測るようになった。

そういうわけで我社でも非接触型の体温計で毎日出社時に検温をするという文化が生まれた。検温に使用する非接触型の体温計はコロナ禍が始まって体温計が入手しづらいときにどこで調達したのか中国製のものである。今となっては誰もわざわざ買わない。

今どきメイドインチャイナが珍しいってこともないので特になんとも思わなかったのだがいざ体温を測定するとスピーカーからデカデカと中国語で測定体温が読み上げられる。まあ読み上げられているのが測定した体温なのかどうかすら実際のところ中国語の知識がないので全くわからないのだが。静かなオフィスに轟く読み上げは皆の注目を引く。よく見ると側面にパンダのキャラクターが刻まれている。いかにも中国のキャラクターって感じの絵面なのだ。なにがどうっていうのは言葉で形容しがたい。しかし確実に言えることのはこのパンダ、全然可愛くない。

額に向けてカチッと測定開始のスイッチであるトリガーを引くと測定面と反対の液晶画面で体温が表示される。

32.0度らしい。

アホか。んなわけあるかと声を出して突っ込みたいところだが会社なので心のなかで突っ込む。

きっと32度ということを読み上げているであろうスピーカーから流れる中国語がこの体温計の信頼度をより胡散臭くさせている。ああこれぞ我々が知っているメイドインチャイナだ。

32度などという我々ホモ・サピエンスにとって信じがたい体温をそのまま受け取るわけにも行かないのでもう一度額に向けてトリガーを引く。

今度は36.0度と表示。まあこんなもんよなあ、32度はありえないよなあと毎日朝イチの記載が会社より義務つけられている”検温シート”に36.0という数値を書く。

京都に緊急事態宣言が出ている間は毎日これが朝のルーティンだ。俺は毎朝中国を4000年の歴史を体温計から感じ取っている。

ーーーー追記2021/09/13

いつものようにオフィスに着いたら先についた上司がこの体温計を使って測定していた。体温計をもち、額に当て…

よく見たら検出面と液晶表示が逆だ。液晶表示の面を額に当て、測定面は虚を向いている。

トリガーを引き、響く中国語。

虚を測定した温度を読み上げているんだろうが当然、誰も気づかない。すぐに液晶表示を見た上司は黙々と”検温シート”に何かを書いている。私とその上司の距離は8mほどだろうか。わざわざ突っ込むのも遠すぎる。

そして自分も測定しようと体温計を持つ。まだ上司の測定温度が表示されている。32度。そして上司が検温シートに書いた文字は36.0度。

 

だれもこの体温計を信じていない。そんな気がした。

ーーーー追記2021/09/17

いよいよ緊急事態宣言に合わせて準備された検温シートのフォームの最後の日、緊急事態宣言延長に合わせて新しいフォームが用意された。そして上司が言う

「検温シートには”平熱”なら○、”発熱”なら×を書いてください(発熱なら帰ってね)」

このブログを見ているかのようにこの体温計を全く信用していない記入方法の伝達である。そもそも上司ががいう”平熱”は何度までで”発熱”は何度からなのか?今はやりのチャットソフトで送られてきた新記入方法に対するツッコミは誰もしない。しかし、俺はわかる。あの体温計で測った温度なんてなんの意味もないんやということを全員が思っているはずだと。

会社からおちんぎんをもらうサラリーマンは会社の方針、上司の方針に背くことはできないのである。こうして出社してすぐ体温計で熱を測り○を紙に書くという新しい習慣が誕生したのである。