飛び込み営業のメモ。
インターホンで「住宅管理のものです」と言われたので、ドアを開けてみたら何やら若いスーツを着た男が1人立っている。
首からかけている社員証なのを見せて名前と会社名を言ったのだが始めから帰っていただくつもりだったので頭に入らない。名刺も渡さない。
その男が言うには「所得税で払った税金が返ってきます」「そのお手伝いをさせていただきたい」というようなことをだったと思う。はてなんの話なんだろうか?
「お、お兄さんかわいいTシャツですねえ」こいつは何しにきたんだろうか?
明らかに不機嫌な表情見せてるんだろうなと思ってたら、今度は中年の男が見えた。「なんですか?」というとやっぱり「税金が返ってきます」と。
「それはどういうことなんですか?」と聞くと
「話が長くなる」と
「話が長くなるのでまた別にお時間頂きたい」とのことなので来週来てねと伝えるとこっちの名前まで聞かれる。
あ、もうあかんやつやと思って「じゃ、また」とドアノブを引いたところにすかさず足を差し入れる中年営業マン。できる。
どうも話を決めたいらしい。「いやもういいから」とリビングに戻ってもまだ玄関先で立ってる。流石に中には入らない。
「すみません私達の何が悪かったでしょうか」とリビングに呼びかける。おっさんいまの時間わかる19時だよ19時、サザエさんも終わって普通なら食事の時間なのに君たちなんなのと思いながらもシカトを決めてもまだいる。何なの?
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さすがにお腹も減っているのでご飯をたこうと米びつからすくい上げても「お、自炊ですかすごいですね」とさすがにうざい。あれ?何合入れたっけと思ってたら「三合ですか?結構食べられるですねえ」ってうるせえ、あとで冷蔵庫に保管するんだよボケ。米をといでも帰らない。
とりあえず3合のところに水を入れてから
名前:イマムラ
職業:ホームセンターの従業員
現在の会社所属年数:10年(←俺何歳なんだよ)
車所有:なし(←コペンごめんね)
などという嘘のプロフィール並べてたら帰ってくれた。
電話番号も適当に言ったところで「今から掛けてみますね」っと
やべえ嘘がバレるじゃんと思ったら「かかってますか~?」と。
え、繋がってるの?とりあえず冷静に「ああはい」と返事しておく。
何処かに間違い電話としてつながっているのかなあと思いを馳せていたら、ドアを閉めて帰ってくれたのでこれでよし。
素敵な日曜日が帰ってきた。
一週間後…
先週の時点で日曜日12時にまた来ると言っていたので、留守にしたろと思ってけどなんせスーパーフォーミュラオートポリスがあったことをすっかり失念していた。
しかもレース開始が13時頃なのでのんきに外出もしてられない。
ということで居留守を決めることにした。
居留守を決めるにあたって勝手にドアを開けられるリスクを考慮して
・鍵を締める
・チェーンロックをかける
対策を行った。
で、今日12時にチャイムが。
このアパートはオートロックなのでこのチャイムはアパートの前であろう。
しばらくするとまたチャイム、覗き穴から見てみるとおっさんいるではないか。
コンコンとドアをノックし、玄関横の電気メータが入るスペースを覗く。これを見てどう判断したかわからないがドアノブを触る。あ~アウトだな~これ~
3分もするとチャイムもノックも収まった。帰ったかな?